『プロに愛されるガラス』 木村硝子店
今回はかねてより訪れてみたかった、東京・湯島の 木村硝子店 本店 へ行ってきましたのでご紹介させていただきます。
「プロに選ばれる硝子店」として知られる木村硝子店。その世界観を表す、多彩なガラスシリーズがずらりと並んだ実物で味わえる空間は、ガラス好きにとって至福の場所でした。
今回はそんな本店の様子と、連れ帰らずにはいられなったガラスについてお届けします。
温かく落ち着いたショールーム
湯島駅から歩いて数分。わくわくしてお店につくと、住宅街に突然出てくる古民家を改修したような趣のある佇まいでした。

一歩足を踏み入れると、人気のグラスシリーズはもちろん、各国のデザイナーとのコラボレーションシリーズや陶器まで、木村硝子店のプロダクトが網羅的に並んでいます。
カタログやネットで眺めていた器たちが手に取れたことにまずは感動でした。
何より印象的だったのが、外観のとおり店内の落ち着いた雰囲気。
コンパクトな店舗で、少し敷居が高く、入りにくそうに見えますが、そんなことはありません。

温かくゆったりした空間で、一つひとつのグラスとゆっくり向き合える「また来たいな」と心から思える場所でした。
「プロに選ばれる」硝子店という存在
木村硝子店は、1910年(明治43年)創業 の老舗。100年以上にわたり、ガラス食器をつくり続けてきたメーカーです。
特徴的なのは、自社工場を持たず、企画・デザインに専念するスタイル。熟練の職人とともに、ハンドメイドを主流としながら、「オーソドックス」で「使いやすい」フォルムを追い求めてきました。
そうしてつくられたグラスは、数多くのレストランやホテルで採用され、“プロに選ばれる” 硝子店としての地位を築いてきました。
時には機能ではなく、割れやすくても理想の形を目指すそういった背景を知ると、並ぶ一つひとつのグラスがより愛おしく見えてくるのではないでしょうか。
代表的なピッコロ/ソプラノ
今回の訪問で楽しみにしていたのは、ピッコロ(Piccolo) シリーズとソプラノ(Soprano)シリーズ。
形は迷いに迷いましたが、結局ピッコロのシャンパングラス、ソプラノのワイングラスを購入しました。
ピッコロ=イタリア語で「小さい」。その名の通り、一般的なワイングラスよりも脚が短く、低重心なのが最大の特徴です。
ガラスマニア「いわ」の視点
ソプラノの素敵な形とも迷いましたが、、、、
右の写真の通り底部がしっかり下まで伸びているので、泡を入れた際に綺麗に泡のラインが一直線に上に伸びてくれることを期待してピッコロを選択!


また、ソプラノは少し風船を思わせる美しい丸みのある可愛らしくも無駄のないフォルムが特徴です。前からこの丸みがあり、口元は窄まるフォルムに魅せられていて、ついに自分の食器棚に迎えられることが嬉しいです。

この両シリーズの推しポイントは、なんといっても 「カジュアルさ」と「洗練」のちょうどいいバランス。また値段についても非常に手に届きやすく、割れても買い足しやすく、数をそろえられる点も嬉しいところです。(さすがプロに選ばれるだけあります)
「特別な日のため」ではなく、まさに本ブログが目指している普段の一杯を少しだけ特別にしてくれるガラスです。
訪れる前に知っておきたいこと
お店について。木村硝子店は本来 業務用(プロ向け)の硝子店であり、個人向けの直営店は 営業日が限られています。
せっかく足を運ぶなら、事前に営業日や予約の要否を確認してから訪れるのがおすすめです。現在は、木・金・土曜日のみの営業です。
暮らしにお迎えするにあたって
今回はシャンパングラスとワイングラスを求めて訪れたのですが、、、
実は ロックグラスのような、少し重たい「フィノキオ」グラス も一緒に連れ帰ってしまいました。
会計前で何度も迷いに迷いましたが、、、一目で気に入ってしまったのです。
口元と少し膨らんでおり、底部には程よい重さが残る。ロックグラスよりも軽く、口元が薄いので、大好きなジントニックやウイスキーなどの飲み物を思い浮かべながら、ワクワクして購入しました。

今回の訪問は、ガラス好きとして、「実物をすべて見られる」というのは何にも代えがたい体験でした。
ネットの写真だけでは分からない厚みや口当たり、佇まいを確かめながら、自分の暮らしに迎える一脚を選ぶ。その時間そのものが、とても豊かなものだったように思います。
これからの食卓を少し特別にしてくれる存在 にしてくれそうです。
使っていくことが楽しみですし、これから少しずつ集めて、揃えていくことも楽しみになった訪問となりました。
東京で本物のガラスにじっくり向き合いたい方は、ぜひ一度、木村硝子店を訪ねてみてはいかがでしょうか?
今回の木村硝子店本店の詳細はこちらです。
木村硝子店 直営店
〒113-0034 東京都文京区湯島3丁目10−4
営業日要確認:木・金・土(ブログ投稿時現在)12時00分~19時00分
他にもグラス・食器についてブログを掲載中です。グラス選びの参考に、ぜひ他の記事もご覧ください。


